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2008 Fiscal Year Annual Research Report

土壌中における水銀のメチル化とその溶出に及ぼす環境要因の影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20550144
Research InstitutionNational Institute for Minamata Disease

Principal Investigator

松山 明人  National Institute for Minamata Disease, 疫学研究部・リスク評価室, 室長 (00393463)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丸本 幸治  国立水俣病総合研究センター, 疫学研究部・リスク評価室, 研究員 (90371369)
Keywords模擬水銀汚染土壌 / メチル水銀定量法 / 溶存態水銀 / エチレーション
Research Abstract

本年度は、主に模擬汚染土壌の作成および海外からの水銀汚染土壌の収集。および溶存態メチル水銀の超微量定量法の検討ならびに、土壌中のメチル水銀定量法の改良を行った。本課題では、水銀で汚染された底質や土壌からの溶出のメカニズムを探求するとともに、その溶出の度合いを評価しうる簡易指標を見つけることを研究目標として設定している。そこで今年度は、国内の代表的な3種類の土壌を九州県内より採取し、現行の土壌汚染基準(水銀)15ppm)を、考慮しおよそ10ppm、100ppm2種類の模擬汚染土壌を作成することとし、現在、室内で安定化処理を行っている最中である。土壌の種類は黒ぼく土、赤黄色土、褐色森林土の3種類で、添加した水銀は塩化第二水銀を所定の濃度になるよう計りとった後、蒸留水に溶解させ霧吹きを用いて慎重に攪拌混合しながら調製した。尚、含水比は100としている。今後、調整した模擬汚染土壌を用いて、pFによる土壌水分保持強度別に遠心分離装置により強度別の土壌間隙水を採取し、その中にふくまれる総水銀およびメチル水銀を定量する予定である。しかしこの中に含まれる水銀量は超微量でことから、従来の定量法は用いることができない。そこでエチレーションと呼ばれる新しい定量法に取り組み、淡水中のメチル水銀定量に目処がついたところである。また従来から用いているジチゾン抽出によるメチル水銀定量法にも改良を施し、定量限界を約10倍向上させることに成功した。また本年度は海外へ渡航する機会に恵まれたことから、カザフスタン水銀汚染土壌・底質、フランス領ギアナの水銀汚染土壌を手にいれることができたので、今後、大いに活用していきたいと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Relationships Between Leaching of Methylmercury from the Soil and the Basic Characteristics of Alkali Soil Polluted by Mercury in Guizhou China2009

    • Author(s)
      A. Matsuyama, Y. Taniguchi, Y. Yasuda
    • Journal Title

      Bulletin of Environmental Contamination and Toxicology 82

      Pages: 363-366

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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