2008 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロ成形によるフォトニックス結晶の高精度化・量産化方式に関する研究
Project/Area Number |
20560115
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
白井 健二 Nihon University, 工学部, 教授 (50256814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 義雄 日本大学, 工学部, 教授 (00059932)
小林 義和 日本大学, 工学部, 講師 (60277390)
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Keywords | フォトニック結晶 / マイク成型 / 光硬化性樹脂 / PLZT |
Research Abstract |
フォトニック結晶は、屈折率の異なる材料が光の半波長程度に周期的に配置された構造物である。この結晶の周期間隔や構造を変化させることにより光の透過・反射・屈折特性を制御できるため、光導波路等の光学部品として今後多くの需要が見込まれている。フォトニック結晶の構造(以後、フォトニック構造と呼ぶ)は、1次元、2次元、3次元構造の3種類があり、その周期形状は様々なものが提案されているが、シミュレーションにおいては解析できても作成は非常に困難となる場合がある。それはフォトニック構造が数百nmレベルの周期構造となるため、その作成が困難であり、いまだに作成技術が確立されていないことによる。現状においては、平板に加工された格子構造や球を積み上げて作成する組立法または自己集積による作成方法が提案されているが、作成コスト、作成時間、光学特性を変化させる機能性欠陥の作成が難しい等問題も多い。また、実用化の点においては量産可能な製造技術が望まれるところであるが、現状においては3次元フォトニック結晶の量産化方式は確立していない。そこで、平成20年度はフォトニック結晶を製造するための型となるPLZTの特性評価とフォトニック結晶の材料となる光硬化性樹脂を極微量充填する装置を組み込んだ成形装置の開発を行った。PLZTは照射する紫外線強度と照射時間により最大変位4μmの範囲で制御可能である。現在、成形装置に樹脂充填装置を取り付け、動作試験をしている段階であり、次年度に装置の完成を目指している。
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Research Products
(34 results)