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2008 Fiscal Year Annual Research Report

シャワークリーニングによる環境汚染ガス・臭気と粉塵除去システムの開発

Research Project

Project/Area Number 20560186
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

姫野 修廣  Shinshu University, 繊維学部, 准教授 (20114887)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鮑 力民  信州大学, 繊維学部, 准教授 (10262700)
Keywordsシャワークリーニング / 環境汚染 / 臭気 / 粉塵
Research Abstract

昨今,環境問題が大きな社会問題となっているが,工場,機械工作施設,ゴミ集積施設等からの排出ガスには,粉塵のみならず悪臭成分などの化学汚染物質も含まれており,これらを同時に浄化するのは極めて難しい.そこで本研究ではその解決策として,上流で加熱・加湿を行い,液滴への直接接触凝縮効果により除去効率を高めたシャワークリーニングシステムを提案し,これについて研究を行う.数十ミクロンオーダーの粉体,極微細粉塵,臭い成分などを試料として,シャワー領域中での気流方向の臭い成分を含む汚染物質濃度の変化を測定し,本システムの性能と基本的特性,ならびにその有効性を定量的に明らかにすることを目的とする.
本年度は,加熱・加湿部分の製作を行い,加熱・加湿がある場合と無い場合を比較して実験を行えるようにした.シャワー部は全部で10個のユニットからなっており,全長は約1mである.粉塵試料としては,けい砂(JIS粉体試料第2種:粒子径27-31μm),フライアッシュ(JIS粉体試料第10種:粒子径4.8-5.7μm),線香の煙(粒子径0.3μm程度のサブミクロン粒子)を使用し,臭い成分試料としては,代表的な悪臭成分の一つであるエチルアミンを使用して実験を行った.
加熱・加湿がない場合については,全ての試料について実験を行い,粉塵については粒子径による除去率の違いについて実験的に明らかにした.
また加熱・加湿がある場合については,エチルアミンについてのみ本年度実験を行った.その結果,シャワー部上流で加熱・加湿を行うことにより,除去率は向上し,90%以上の除去率を達成することができた.

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] シャワークリーニングによる環境汚染物質除去システムの実験的研究(悪臭成分, 微細粒子に対する基礎的特性)2009

    • Author(s)
      姫野修廣, 山本祐二朗, 寺谷茂
    • Organizer
      日本機械学会北陸信越支部第46期総会・講演会
    • Place of Presentation
      富山大学工学部
    • Year and Date
      2009-03-07

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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