• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

シャワークリーニングによる環境汚染ガス・臭気と粉塵除去システムの開発

Research Project

Project/Area Number 20560186
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

姫野 修廣  Shinshu University, 繊維学部, 教授 (20114887)

Keywordsシャワークリーニング / 環境汚染 / 臭気 / 粉塵
Research Abstract

前年度に引き続き粉塵と臭い成分のクリーニング実験を行うとともに,シャワーで捕集した環境汚染ガスを含む廃液を光触媒により清浄化する方法についても実験的研究を行った.
1.粉塵と臭い成分のクリーニング実験
粉塵については,粒子径が小さくなるとシャワーによる捕集効率が落ちることから,特に粒子径の小さいフライアッシュについて水蒸気を添加した場合としない場合について実験を行い,水蒸気を添加することによる直接接触凝縮効果の有効性を明らかにした.水蒸気を添加しない場合でも95%以上の粉塵を除去できるが,水蒸気を添加することにより,さらに除去率を高めることができた.特に主流蒸気の温度低下が少ない上流部において水蒸気添加の効果が大きいことが明らかとなった.さらに主流速度を変化させ,流速の影響についても実験を行った.その結果,粉塵の場合には,主流速度が速いほど粉塵除去率が向上する結果が得られた.これは,粒子の持つ慣性力が増加しシャワー液滴に衝突しやすくなったため除去率が向上したと考えられる.
一方,エチルアミンを用いた臭い除去実験では,粉塵と同様に水蒸気を添加することにより,除去効率の向上が確認できたが,臭い成分の場合には,主流速度が遅いほど除去効率が向上する結果が得られた.これは主流速度が遅くなると,シャワー部での滞在時間が長くなるためと考えられる.このように主流速度に着目した場合,粉塵と臭い成分とでは逆の傾向を示すことが明らかになった.
2.光触媒による浄化実験
光触媒を塗布したガラスビーズを充填層とした反応槽を製作し,その基礎的特性について実験を行った.具体的には,代表的な悪臭成分であるエチルアミン水溶液を試料とし,充填層厚さ,充填層ビーズ径をパラメータに光触媒による分解実験を行い,光触媒効果の概略の特性を明らかにした.詳細な特性については,次年度以後引き続き実験を行い,明らかにする予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] シャワークリーニングによる環境汚染物質除去に関する実験的研究(悪臭成分に対する水蒸気添加の効果)2009

    • Author(s)
      姫野修廣, 山本祐二郎, 寺谷茂
    • Organizer
      第46回日本伝熱シンポジウム
    • Place of Presentation
      国立京都国際会館
    • Year and Date
      2009-06-04

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi