2008 Fiscal Year Annual Research Report
ペンローズタイルを用いた非周期アレーアンテナに関する研究
Project/Area Number |
20560377
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
牧野 滋 Kanazawa Institute of Technology, 工学部, 教授 (40393524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
別段 信一 金沢工業大学, 工学部, 教授 (10298317)
野口 啓介 金沢工業大学, 工学部, 准教授 (10278103)
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Keywords | 衛星通信・放送 / 移動体通信 / レーダ / コスト縮減 / 解析・評価 / アルゴリズム / アンテナ / アレーアンテナ |
Research Abstract |
(1)タイル(サブアレー)の配列アルゴリズム開発と性能限界の把握 ペンローズタイルよりもさらなる低コスト化が可能な1種類のタイルの場合について方式検討を行い,ダイヤモンドタイル(昨年度特許出願),および,風車型タイル(今年度特許出願)を考案した.また,いずれについても配列アルゴリズムの開発は概ね完了した. ダイヤモンドタイルをサブアレーとして用いる非周期アレーアンテナについては,配列アルゴリズムを使用してパラメトリックスタディを実施し,その性能限界について検討した.また,研究成果を3件の学会発表(1件は国際会議)により公表した. 風車型タイルについては,基本特許を1件出願するとともに,基本的な性能を1件の学会発表により公表した.パラメトリックスタディによる性能限界の把握については,次年度で検討する予定. (2)サブアレー上の素子アンテナの配列と給電系 素子アンテナの間隔は,相互結合の低減するためになるべく広くする必要がある.このため,各素子アンテナの周囲に出来るだけ大きな半径の円が描けるような配列を求めるアルゴリズムを開発した.この研究成果についても上記学会発表に含めて公表した. (3)素子アンテナの形式選定 素子アンテナとしては,1点給電円形マイクロストリップ形式円偏波アンテナをタイルの向きに応じて位相制御する方式に決定した.これにより,すべてのタイルを同一にできるため,さらなる低コスト化が実現できる.具体的な設計は次年度で実施する予定.
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[Presentation] An Aperiodic Array Antenna Using Diamond Tiles as Subarrays2009
Author(s)
Shigeru Makino Shogo Kadoguchi Shin-ichi Betsudan Motoo Mizusawa Keisuke Noguchi (Kanazawa Institute of Technology) Tsutomu Endo Masato Sato Takashi Katagi (Mitsubishi Electric Corp. )
Organizer
Eucap 2009 (3rd European Conference on Antennas and Propagation)
Place of Presentation
Berlin (Germany)
Year and Date
2009-03-27
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