2009 Fiscal Year Annual Research Report
ペンローズタイルを用いた非周期アレーアンテナに関する研究
Project/Area Number |
20560377
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
牧野 滋 Kanazawa Institute of Technology, 工学部, 教授 (40393524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
別段 信一 金沢工業大学, 工学部, 教授 (10298317)
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Keywords | 衛星通信・放送 / 移動体通信 / レーダ / コスト縮減 / 解析・評価 / アルゴリズム / アンテナ / アレーアンテナ |
Research Abstract |
(1)新型タイル(サブアレー)の配列アルゴリズム開発と性能限界の把握 H20年度に特許出願した1種類の三角形タイルのみで構成できる新しい方式である風車型タイルについて配列アルゴリズム開発を行い,パラメトリックスタディによりその性能限界を把握した.また,H20年度に検討したダイヤモンド型タイルとの性能比較を行い,その研究成果を学会発表により公表した.ダイヤモンド型タイルの研究成果を信学会論文誌に投稿,9月号への採録が確定した。 (2)モデルアンテナの設計と放射特性の計算 風車型タイルによりモデルアンテナを試作することを決定し,風車型タイルに4個の円偏波アンテナ素子を配列したサブアレーを設計した.H20年度に購入した16個の移相器で実現できる16サブアレーよりなるアレーアンテナを概略設計し,放射特性計算により性能を確認した.また,モデルアンテナに使用する16電力分配機を試作,性能を確認した. (3)測定法の検討 REV法*によりアレーアンテナの測定法をすることに決定した.これに伴い,16個の移相器を同時に制御できるよう,パソコンからのシリアル信号をパラレル信号に変換する機能を有する非周期アレーアンテナ評価装置を開発した. *REV法:素子電界ベクトル回転法
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