2009 Fiscal Year Annual Research Report
非周期的サンプル値制御理論:ネットワーク化制御・組込み制御のための制御理論
Project/Area Number |
20560413
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤岡 久也 Kyoto University, 情報学研究科, 准教授 (60273596)
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Keywords | サンプル値制御 / ネットワーク化制御 / 組込制御 |
Research Abstract |
本研究は,ネットワーク化制御系と組込制御系の信頼性に対する近年の高い要求を動機とし,サンプリング間隔が一定でないサンプル値制御系のための制御理論の確率を目的としている. 当該年度においては,むだ時間アプローチに基づく手法において積分二次制約条件を用いて保守性の小さい安定条件を導出し,その成果はAutomatica誌に掲載された.また離散時間アプローチにおいてLFT型の不確定性に対するロバスト制御問題に帰着する手法を提案し,解析問題に対する結果はIEEE Transactions on Automatic Control誌に,状態フィードバックによる設計問題に対する結果はIET Theory & Application誌にそれぞれ掲載された. また新たな手法として離散時間アプローチにおいて現れる無限個の線形行列不等式を,パラメータに非線形に依存するロバスト線形行列不等式としてみなす手法を提案し,IEEE Conference on Decision and Controlにおいて発表した.ロバスト線形行列不等式に基づく方法は,現在学会誌に投稿中であり,評価を待っているところである.またさらに別の新しい手法として,切り替えLyapunov関数に基づく方法を提案し,現在国際会議に投稿中であり,評価を待っているところである.
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Research Products
(4 results)