2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560487
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
武山 良三 University of Toyama, 芸術文化学部, 教授 (60291978)
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Keywords | 景観 / デザイン |
Research Abstract |
平成21年度は、前年度に行った360度のパノラマ写真調査について、SD法を用いた印象調査を行った。先行研究の事例を分析し15対の形容詞対を抽出して被験者調査を行った。被験者としては学生の他、富山県看護師組合の協力を得て一般成人から400件余りのサンプルを収集することができた。また、海外調査では本学部が新たに協定締結を行ったことからフィンランドのラハティ応用科学大学に加えて当初計画にはなかったチェコ共和国のプラハ美術工芸大学において被験者調査を実施した。 パノラマ写真は都市景観の中の屋外広告物を量的に計測する上で有効な方法であるが、どうしても屋外広告物のスケールが小さくなり画面のディテールまでは把握しづらくなるという弱点がある。この点を補完するためより画面デザインを把握しやすい写真を刺激とした印象調査を追加して行った。刺激は国内2ヵ所(福岡、高岡)と海外2ヵ所(ラハティ、プラハ)とし、それぞれの地元学生を被験者としてデータ収集を行った。 被験者調査をする一方で、刺激とした写真を分析し画面の大きさ、文字量、表示されている字句などのデータを整理した。 平成22年度は、これらのデータを元に印象とデザイン要素の関係性を考察する予定である。
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Research Products
(3 results)