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2009 Fiscal Year Annual Research Report

立体格子構造を持つシンチレータによる三次元放射線イメージングシステムの研究

Research Project

Project/Area Number 20560776
Research Institution富山高等専門学校

Principal Investigator

高田 英治  富山高等専門学校, 専攻科, 准教授 (00270885)

Keywords放射線 / シンチレータ / 立体構造 / 三次元分布
Research Abstract

セキュリティ用途、加速器科学の分野では、放射線の入射方向を立体的に測定することに対するニーズが高い。そこで本研究では、金属製の立体的な格子構造を液体シンチレータで満たし、チャンネルごとに放射線のエネルギー付与量の空間分布を測定する手法について検討を行っている。平成21年度には、フッ素系の接着剤を用いることにより金属とガラスからなる容器に放射線計測用の有機液体シンチレータと立体格子を封入する方法を確立した。また放射線が入射した場合には容器中にシンチレーション光が発生するが、それらを周囲に設置した光ファイバで集光する体系を構築した。シンチレーション光はマルチアノード型光電子増倍管で光電変換し、オペアンプで構成した抵抗分割型の信号処理装置によって各チャンネルからのシンチレーション光の強度を独立に測定できる状態となった。γ線源による実験によって動作確認を行った後、高速中性子源炉「弥生」で実験を行う予定としていたが、実験直前にガラス部に破損が見られたため急遽、^<252>Cf中性子源による特性評価を行った。現在のところ液体シンチレータとしてはサンゴバン・クリスタル社製BC-501を用いており、γ線に対する感度が高すぎる傾向がある。今後、中性子に対する感度の高いシンチレータに変更し、γ線、中性子に対する特性評価を行うとともに、γ線感度の低い固体シンチレータと液体波長シフタによる中性子専用装置についても開発を行う予定である。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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