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2009 Fiscal Year Annual Research Report

ミトコンドリアゲノム解析によるダニ類の系統と進化の解明

Research Project

Project/Area Number 20570098
Research InstitutionFukuyama University

Principal Investigator

福長 将仁  Fukuyama University, 薬学部, 教授 (20132483)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田淵 紀彦  福山大学, 薬学部, 講師 (60330685)
Keywords系統解析 / 遺伝子構成 / ミトコンドリア / ダニ類 / 進化
Research Abstract

ミトコンドリア遺伝子は核のそれに比較して変異速度が速く置換率によって近縁生物の区別に利用される。このミトコンドリア変異率が核のそれとパラレルであるのかどうか検討した。核遺伝子として18Sリボソーム遺伝子配列、ミトコンドリア遺伝子としてCOI遺伝子を選択、比較したところ核の変異が増幅してミトコンドリア変異に反映していることが明らかになった。
本年の研究課題としてタイ、マレーシア、鹿児島県中ノ島採集のLeptotrombidium deliense CO1配列ならびに推定されるアミノ酸を比較130bp塩基置換がみられそのほとんどは同義置換で、アミノ酸置換は2~6であった。このことは同種のダニが地理的隔離によりミトコンドリア変異が進んでいることが確認された。
一方タイ採集およびマレーシア採集L.delienseミトコンドリア遺伝子構成(CO1遺伝子~Cytb遺伝子7142bp)比較では変化は見られなかった。また16SrRNA遺伝子塩基配列、ND1遺伝子配列ならびにすいてアミノ酸配列よるLeptotrombidium属9種比較で、タイ産はマレーシア産に比べてL.deliennseよりもL.chiangraienseに近縁であることが示された。鹿児島県中ノ島採集L.delienseについては上記領域について解析中であり、結果は得られていない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 節足動物の系統解析のこころみ2009

    • Author(s)
      三谷春美、福長将仁
    • Organizer
      第21回微生物シンポジウム
    • Place of Presentation
      福山大学社会連携研究推進センター(福山市)
    • Year and Date
      2009-09-03

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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