2010 Fiscal Year Annual Research Report
プラスチネーション標本の作製基準づくりと代替え教育およびその評価方法の研究
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20580323
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| Research Institution | University of Miyazaki |
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Principal Investigator |
保田 昌宏 宮崎大学, 農学部, 准教授 (10336290)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
那須 哲夫 宮崎大学, 農学部, 教授 (40108725)
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| Keywords | プラスチネーション / 代替え教育 / 獣医解剖学 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は畜産・獣医学教育研究への代替え教育法の導入のため、動物臓器のプラスチネーション標本の作製基準を確立し、作製した標本を共有し活用することにある。本年度も、これまでに得られた条件をもとにホルマリン固定済み動物奇形心のプラスチネーション化を引き続き実施するとともに、標本のデータベースを作成した。また作製した心奇形標本の希少例としては、(1)両心耳近位、(2)鎖骨化動脈分離、(3)右下行大動脈を伴う左大動脈弓、(4)房室中隔欠損、(5)房室弁交叉心、(6)左房室口閉鎖、(7)二重房室口等があげられる。これらは、畜産・獣医学領域の動物ではほとんど報告されていない。つまり作製したプラスチネーション標本は世界的に類をみない貴重なものであり、標本とデータベースは獣医・畜産学にとって非常に貴重なものであるといえる。さらに入手できた動物と体より採取した臓器を用いて標本作製も行い、獣医解剖学の講義や実習に活用するとともに、農学部附属博物館で作製した標本の展示を行い、多くの方へ公開した。特に獣医解剖学実習では新鮮標本とプラスチネーション標本を実際に比較観察してもらい、受講した学部学生に代替え教育法の導入に関するアンケートをとった。その結果は本学獣医学科の中で開設しているプラスチネーション標本のホームページに掲載している(URLは下記を参照)。今後は引き続き獣医解剖学教育の充実を図るために多様な標本を作製し、講義や実習での活用を実施する。
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Research Products
(2 results)
