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2009 Fiscal Year Annual Research Report

漢方薬の生理活性ペプチドを指標とする薬効解析

Research Project

Project/Area Number 20590148
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

武山 正治  Oita University, 医学部, 教授 (40221379)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊東 弘樹  大分大学, 医学部, 副薬剤部長 (50420641)
Keywords漢方薬 / ペプチド
Research Abstract

漢方薬の薬理作用の違いを明確にするために,各種生理活性ペプチドを指標とした薬効解析を行うことは有用である.そこで,腹部微小循環改善作用の指標としてのVIP, CGRP, SP,胃や腸の運動障害改善の指標としてのMotilin, Gastrin, Somatostatin,分泌障害改善の指標としてのSecretin, CCK,ストレスの指標としてのACTH, β-Endorphin, cortisolの高感度Enzyme Immunoassay (EIA)を利用して,各種薬剤の薬効解析を目指した.これら体液中ペプチド濃度はきわめて微量であるため,高感度のみならず特異性の高い定量法の確立が必要であるが,本EIAは,血漿中ペプチド濃度の測定には有用である.
さらに,大建中湯の作用メカニズムを解明するために,がん患者における便秘の指標としてペプチド濃度との関連性を検討した.その結果,消化器症状の評価には,腹部微小循環改善作用の指標としてVIPおよびSPが,胃や腸の運動障害改善の指標としてMotilinおよびSomatostatinが有用であることが分かった.
次年度(平成22年度)は,牛車腎気丸(適応:下肢痛,腰痛,しびれ,むくみ等)ならびに芍薬甘草湯(適応:急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛)を,健常成人5名に対し,単回経口投与し経時的に採血を行う.その後,血漿中ペプチド濃度等を測定し,統計学的検討をする予定である.

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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