2009 Fiscal Year Annual Research Report
関節リウマチ病態形成におけるPin1分子の役割の検討
Project/Area Number |
20590348
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
青木 一郎 Yokohama City University, 医学研究科, 教授 (00184028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長嶋 洋治 横浜市立大学, 医学研究科, 准教授 (10217995)
長濱 清隆 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00336538)
斎藤 知行 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30170517)
梁 明秀 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (20363814)
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Keywords | 関節リウマチ / Pin1 / 滑膜 / リン酸化 / NFκB |
Research Abstract |
前年度はRA患者40例、変形性関節症(以下、OA)患者11例の滑膜組織を、本人の同意を得て手術時に採取し、Pin1抗体および浸潤マーカーであるMMP-1、 MMP-3抗体、増殖マーカーであるPCNA抗体、筋線維芽細胞マーカーであるalpha-SMA抗体などで免疫組織染色を行った。RAおよびOA滑膜細胞の初代培養株(以下、RA-FLS、およびOA-FLS)を複数株樹立し、ウエスタンブロット法を行った。その結果、滑膜細胞の筋線維芽細胞への分化においてPin1の関与が示唆された。 上記検討に加え今年度は、NFκbとPin1の発現との関連の検討を行った。関節リウマチ病変の形成には破骨細胞の活性化が必須である。また、その活性化にはNFκbのリン酸化が関与していることが知られている。そこで、筋線維芽細胞からさらに破骨細胞への分化の可能性があるのではないかと考え、その検討を行った。免疫染色、ウェスタン法ともにPin1とNFκbとの間で相関がみられた。しかし、破骨細胞への分化に関連があるとされているRANK-Lについても同様の検討を行ったが、これについては明確な相関はみられなかった。
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[Journal Article]2009
Author(s)
Nagashima Y, et.al
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Journal Title
Pathology and molecular biology of renal neoplasms. : recent advances and impacts on pathological classification. Molecular mechanism and Morphology in Cancer(Nakamura M(eds.))(Bentham Science Publishers E-Book)
Pages: 12-38
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