2009 Fiscal Year Annual Research Report
リステリアの細胞質内侵入依存的カスパーゼ1活性化の分子機序とオートファジーの関与
Project/Area Number |
20590440
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
野村 卓正 Kyoto University, 医学研究科, 助教 (40362529)
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Keywords | 細胞内寄生菌 / マクロファージ / サイトカイン / IL-1α / 細胞内カルシウムシグナル |
Research Abstract |
リステリアは、宿主細胞の細胞質内に侵入する細胞内寄生性細菌である。本菌が感染したマクロファージの産生するIL-12やIL-18などのTh1サイトカインは、宿主に成立する感染防御免疫の分化誘導に重要な役割を果たしているが、これらのサイトカインがどのような機序で産生誘導されているのかその機序は明らかではない。IL-1αは感染初期に産生される炎症性サイトカインであるが、細胞内寄生能を失った弱毒株の感染では誘導されないことから、本菌の細胞内寄生性がサイトカイン産生に影響を与えていることが示唆された。遺伝子発現および前駆体タンパクの細胞内蓄積は、細胞内寄生性の有無に関わらずマクロファージが菌体を感知することで誘導されるが、成熟化および分泌は菌が細胞質内に侵入するkとによって誘導される細胞内カルシウムシグナル依存的におこることが明らかになった。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Listeriolysin O-dependent bacterial entry into the cytoplasm is required for calpain activation and interleukin-1 alpha secretion in macrophages infected with Listeria monocytogenes.2010
Author(s)
Dewamitta SR, Nomura T, Kawamura I, Hara H, Tsuchiya K, Kurenuma T, Shen Y, Daim S, Yamamoto T, Qu H, Sakai S, Xu Y, Mitsuyama M.
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Journal Title
Infection and Immunity 78(5)
Pages: 1884-1994
Peer Reviewed