• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

エビデンスレベルの高い診断検査関連の研究論文作成支援システムの構築とその評価

Research Project

Project/Area Number 20590575
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

石田 博  Yamaguchi University, 医学部附属病院, 准教授 (50176195)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 裕二  山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80213180)
KeywordsEBM / 診断特性 / 内的妥当性 / 論文の質評価 / コロケーション
Research Abstract

I. 良質な論文の収集とデータベース化
前年からの継続作業として、ACP Journal ClubおよびCochrane Libralyでのレビューに用いられた論文の中からその質の評価(内的妥当性)において高く評価された論文を中心に方法および結果部分の文章をCheckリストに従ってデータベースへの格納、蓄積を継続した。その結果、それらの良質な論文においてもSTARD Initiativeなどで挙げられたcheck項目に沿って適切かつ十分に記された論文は少数であり、研究デザイン時からのガイドラインによる啓蒙および論文作成時の漏れのない記載支援が重要と考えられた。
II. 例文作成のための使用語句の頻度調査とコロケーションデータ作成
Iで蓄積された方法や結果の各check項目別の文章を対象にWordSmith Toolsを用いて単語のコロケーション(共起表現)およびその頻度調査を継続した。その結果、
1. 研究のsettingではconducted、対象の同定ではenrolled, referred、組み入れ、除外ではincluded, excludedまたはexclusion, eligible,参照基準ではdefined, considered、結果に対するマスキングではmasked, blinded, unawareなど、それぞれの項目の文章において使用頻度の高い中核となる単語が見いだされた。
2. それら汎用性が高いと考えられる単語を中心としたコロケーションならびに例文の整理により具体的な文章作成支援が可能と考えられた。
III. 診断特性に関する論文作成支援システム(プロトタイプ)の構築
IIのデータをもとにした方法および結果部分の文章作成支援システムのプロトタイプを作成した。すなわち、Checkリストの必要項目から構成される入力フォームおよび類似文例の検索メニュ、また、2×2(あるいはm)表をもとした診断特性の自動計算をローカルPC上で可能とするシステムを構築した。その評価結果により、検査方法(検体検査・画像検査など)により検査方法や観察法、集計法などの記載様式が異なり、論文作成支援にはそれぞれに適したフォーマットが必要と考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] システマティックレビュー・メタ分析の事例と利用上の注意点2010

    • Author(s)
      石田博
    • Organizer
      日本臨床検査医学会EBLM委員会主催 第2回データ解析研究会
    • Place of Presentation
      東京・虎ノ門病院本館講堂
    • Year and Date
      2010-02-21

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi