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2008 Fiscal Year Annual Research Report

出血性ショック時の重症度判定・死因診断における好中球の評価

Research Project

Project/Area Number 20590692
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

田中 宣幸  University of Occupational and Environmental Health, Japan, 医学部, 教授 (60126597)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北 敏郎  産業医科大学, 医学部, 准教授 (00131912)
田中 敏子  産業医科大学, 医学部, 講師 (80141745)
笠井 謙多郎  産業医科大学, 医学部, 助教 (40169397)
佐藤 寛晃  産業医科大学, 医学部, 産業医学基礎研究医員 (50441845)
Keywords出血性ショック / BUN / クレアチニン
Research Abstract

ウレタン・クロラロース全身麻酔下ラットの総頚動脈にカテーテルを挿入し,経時的に心拍数と頚動脈圧を測定し,同時に膀胱内にカテーテルを留置して時間尿量を測定しつつ,出血させないコントロール群,全血液量の17.5%,25%,33%を出血させる計4群の出血性ショックモデルを作製した。本年度は,これらの各群において出血5時間後の血清を採取して腎臓機能の評価として血中尿素窒素(BUN)と血清クレアチニンを測定し,出血量と腎臓機能障害度との関係を検討した。
コントロール群は,出血5時間後まで心拍数や頚動脈圧に変化がなく(5時間後の心拍数:445±9bpm,頚動脈圧:103±3mmHg),時間尿量もほぼ一定であった(5時間後の時間尿量:1.46±0.05ml/h)。しかし出血群では,出血後の頚動脈圧は低下し(17.5%群:出血前100±3→出血後45±3mmHg,25%:105±6→36±3mmHg,33%:105±5→31±3mmHg),その後一度上昇したが出血5時間後にはコントロール群と比べて有意な低下を認め,その程度は出血量が増加するとともに低下度が大きくなった(17.5%群:79±2mmHg,25%群:60±5mmHg,33%群:41±2mmHg)。時間尿量も出血量が増加するとともに減少した(5時間後の時間尿量17.5%群:0.77±0.05ml/h,25%群:0.12±0.03ml/h,33%群:0.03±0.01ml/h)。腎臓機能も同様に出血量が増加するとともに悪化し(5時間後のBUN/血清クレアチニン;17.5%群:34±4/1.1±0.2mg/dl,25%:56±5/1.9±0.1mg/dl,33%:74±3/2.0±0.3mg/dl),出血量増加に伴うショックの重症度と腎臓機能障害との間に正の相関関係が認められた。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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