2008 Fiscal Year Annual Research Report
3次元CT画像を用いた高精度経時差分画像の作成とその臨床応用
Project/Area Number |
20591475
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石津 浩一 Kyoto University, 医学研究科, 講師 (50314224)
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Keywords | 自動診断 / 3次元画像 / 非剛体画像重ね合わせ / 核医学画像 / CT |
Research Abstract |
安価な医療画像データサーバの構築と実際のデータ蓄積を実施した。本研究に必要となるCTの3次元データを用いた臨床研究の信頼性を向上させるためには、臨床で撮像された全3次元CTデータを蓄積する必要があるが、画像データ量が膨大であるために市販の業務用データサーバを購入すると支出も膨大となる。今回、研究用に特化した低価格大容量画像データサーバを構築することが目的であったが、研究初年度においてデータサーバ構築を施行済みでありその性能と安定性評価を行った。現在までに24TBという膨大な3次元CT画像データを京大病院の臨床用画像データサーバから自動転送を行い、開発したデータサーバへ新規データベースに基づいて保存した。データ欠落がないことを確認し、研究用データサーバとして十分な信頼性を備えていることがわかった。また保存された画像データの利用に関しても独自開発したデータベースを用いることで研究者は高速かつ容易に画像データをダウンロードできることを確認した。また、業務用と比し非常に低価格のシステムが構築できた。研究用途としても患者匿名化は非常に重要な案件であるが、これに対応したソフトを導入準備を行った。実装することにより、患者プライバシーの保護がより向上すると思われる。現在、これまでの成果の学術発表準備中である。
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