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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ホルモン抵抗性前立腺癌に対する新しい遺伝子治療の開発

Research Project

Project/Area Number 20591868
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

清田 浩  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30153240)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木村 高弘  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00307430)
Keywords癌 / 泌尿器科 / 前立腺癌 / 遺伝子治療
Research Abstract

本研究はホルモン抵抗性前立腺癌への新しい治療法として,アンドロゲン除去環境下でも前立腺癌幹細胞を含めた前立腺癌細胞特異的に高力価で遺伝子導入を行う,新しいウイルスベクターシステムの開発を目的としている。前年度までに前立腺特異的プロモーターであるPSESプロモーター,ARR2PBプロモーター,PCA3プロモーターの3種類を用いた前立腺特異的レンチウイルスベクターを作製し,In vitro実験系でヒト前立腺癌細胞株LNCaPでの発現を確認している。また,in vitro実験系によるyeast cytosine deaminase(yCD)発現レンチウイルスベクターの治療効果も確認している。本年度は研究計画書に基づき,引き続き研究を行った。
1) 新規ヒト前立腺癌細胞株JDCaPの樹立と癌幹細胞同定の取り組み(継続)
昨年度から引き続き当科で樹立した新規ヒト前立腺癌株のin vitroにおける培養および癌幹細胞の同定を行った。多種の培養液,不死化を試みたが,JDCaPのin vitro培養系の樹立には至らなかった。また,それに伴い癌幹細胞の同定にも至らなかった。今後の検討課題として,hTERT発現レンチウイルスベクターなどによる不死化などの方法を検討する必要があることが示唆された。
2) In vivo実験系による治療効果の検討
ヒト前立腺癌細胞株LNCaP, JDCaPおよびコントロール細胞をヌードマウス皮下に移植後,腫瘍が触知された段階で,yeast cytosine deaminase(yCD)発現レンチウイルスベクターを腫瘍内投与し,48時間後に5-fluorocytosineを腹腔内投与することで,ベクターによる治療効果を検討した。ベクターは前立腺癌モデルにおいて抗腫瘍効果を示し,新規遺伝子治療の有効性が示唆された。.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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