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2008 Fiscal Year Annual Research Report

根面齲蝕の病態・病因の解析に基づく新しい診断法と治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 20592229
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

松尾 敬志  The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30173800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾崎 和美  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90214121)
中江 英明  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (30227730)
菅 俊行  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60243713)
細川 義隆  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90346601)
Keywords根面齲蝕 / 歯髄炎 / 再石灰化 / 自然免疫機構
Research Abstract

根面齲蝕の正確な診断を下すためには、根面齲蝕の病因・病態の解明のみならず、根部象牙質/歯髄複合体を場とする、細菌侵襲に対する生体防御システムの解明が必須である。また、根面齲蝕は窩洞形成した場合、残存歯質が少なくなり保存が困難となることが多く、可及的に歯質を保存できる新しい治療法の開発が望まれる。昨年度は歯髄炎の病態の解析として、初期防御反応に重要な役割を果たしていると考えられる歯髄の自然免疫機構を検討した。すなわち、ヒト歯髄細胞における自然免疫に関与するレセプター(TLR-2,TLR-4,NOD-1,NOD-2)の発現を免疫組織学的に検索すると共にRT-PCRでそれらのmRNA発現を検索した。この結果、これらのレセプターは歯髄細胞で発現されていることを明らかとした。さらに、培養歯髄細胞を用いてin vitroでこれらのレセプターを刺激することによりその動態を解析し、それら機能を検討した。また、新しい治療法の開発として、抗菌成分添加フッ化アンミンジシリケート溶液を開発し、象牙細管内への細菌侵入の阻止の可能性を探った。抗菌成分の添加は象牙細管封鎖能に影響を与えず、析出した結晶の溶解性も問題はなかった。昨年度に引き続き、今年度はさらにこれらを発展させるため、自然免疫機構を踏まえた初期歯髄炎への薬物応用療法の可能性を検討すると共に、抗菌成分添加フッ化アンミンジシリケート溶液を用いた齲蝕抑制法の確立を目的に加えた。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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