2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592284
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
桟 淑行 Nihon University, 歯学部, 准教授 (80160993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紙本 篤 日本大学, 歯学部, 専任講師 (30386114)
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Keywords | 支台歯形成 / 自己学習プログラム / クラウンブリッジ / 冠橋義歯学 |
Research Abstract |
今年度はつぎの2点で検討を行い,専門学会での報告と学会誌による論文発表を行った。 1.従来型のファントムマネキン上での支台歯形成を自己学習トレーニング法で行う検討 臨床研修歯科医師の臨床研修中の時期に前歯部前装鋳造冠ブリッジの支台歯形成によるトレーニング法を確立させ,その内容を第21回日本歯科医学会総会にて報告を行った。 この支台歯形成トレーニングは,小グループの臨床研修医により治療計画を立案する相互実習の過程と結びつくように設定することで,研修医自身による人工歯削除の良否判定や技術の向上に役立つことが判明した。また,歯学部5年生の臨床実習中の時期に,自己学習をしながら前歯部前装鋳造冠の支台歯形成トレーニングを行い,学生に対するアンケート方式による実施面の効果判定を行った。アンケート結果より,教員の予想に反して唇側歯頸部のディープシャンファー形態の形成よりも,舌側面の削除や直視・鏡視で確認しにくい部位の削除が難しいとの感想であった。 2.歯科実習教育用シュミュレーション・システム(DentSim)の効果的な利用法の検討 臨床研修歯科医師の臨床研修において本システムを活用する方法を確立させるため,トライアルとして下顎第一大臼歯部の全部鋳造冠の支台歯形成のプログラムを作成した。さらに,当プログラムによる支台歯形成トレーニングの実施とアンケート調査を行った。その結果,DentSimにより支台歯形成結果が数値化され評価できるので,各自の支台歯形成に対する理解力へフィードバックされること,技術のレベルアップを客観的に確認できることなどの利点が判明した。
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Research Products
(3 results)