2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592284
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
桟 淑行 Nihon University, 歯学部, 准教授 (80160993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紙本 篤 日本大学, 歯学部, 専任講師 (30386114)
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Keywords | 支台歯形成 / 自己学習プログラム / クラウンブリッジ / 冠橋義歯学 |
Research Abstract |
つぎの2点で検討を行い,専門学会での報告と日本歯科医学教育学会誌に論文発表を行った。 1.支台歯形成を自己学習トレーニング法で行う効果について 1)歯学部第4学年の基礎実習の時期に,自己学習による前歯部前装鋳造冠の支台歯形成トレーニングを行い,学生に対してアンケート方式による効果判定を行った。その結果,舌側面を削除する切削ポイントの使用法が難しいという感想が非常に多く,適切な削除量の確保が難しいことが判った。トレーニング効果があったと回答したものは約56%で,昨年度の結果より多かった。支台歯形成直後のプロビジョナルレストレーション作製は,支台歯形成を理解するうえで効果があると回答したものは約57%であった。 2)臨床研修歯科医師のローテーション研修で行った前歯部前装鋳造冠ブリッジの支台歯形成トレーニングの効果を,第28回日本歯科医学教育学会学術大会にて報告した。小グループ(3~4名)の臨床研修歯科医師にスタディモデル上でクラウンブリッジによる治療計画を立案させ,これと結びつけた支台歯形成トレーニングを行うと,技術向上に役立つことが判った。 2.歯科実習教育用シミュレーション・システム(DentSim)の利用効果について 支台歯形成プログラムによる支台歯形成トレーニングの実施とアンケート調査を行った。その結果,本システムでは支台歯形成の削除結果が数値化されるので,技術程度を客観的に確認できる利点があるが,計測基準点の設定が非常に難しく,削除結果のばらつきが大きいことが判った。
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Research Products
(7 results)