2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592284
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
桟 淑行 日本大学, 歯学部, 准教授 (80160993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紙本 篤 日本大学, 歯学部, 講師 (30386114)
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Keywords | 支台歯形成 / 自己学習プログラム / クラウンブリッジ / 冠橋義歯学 |
Research Abstract |
つぎの2点で検討を行い,日本大学歯学会と日本歯科医学教育学学会にて学会発表を行った。 1.支台歯形成を自己学習トレーニング法で行う効果について 1)平成22年度日本大学歯学部第4学年の基礎実習の時期に,自己学習による前歯部前装鋳造冠の支台歯形成トレーニングを行い,学生に対してアンケート方式による効果判定を行った。その結果,舌側面を削除するときに使用するエアータービン用切削ポイントの使用法が難しいという感想が非常に多く(約35%),過去2年間よりも約2倍に増加し,適切な削除量の確保が難しいことが判った。トレーニング効果があったと回答したものは約47%で,昨年度の結果より少なかった。支台歯形成直後のプロビジョナルレストレーション作製は,支台歯形成を理解するうえで効果があると回答したものは約50%で,ほぼ同程度であった。 2)臨床実習における第5学年実習カリキュラムの改編(支台歯形成トレーニングを含む)について,第29回日本歯科医学教育学会学術大会にて報告した。患者治療の一部を学生が実施する(自験)ためには,支台歯形成トレーニングによる技術向上がさらに必要なことが判った。 2.歯科実習教育用シミュレーション・システム(DentSim)の利用効果について 本学歯学部6年生および臨床研修歯科医師に対して,支台歯形成プログラムによる支台歯形成トレーニングの実施とアンケート調査を行った。その結果,本システムでは削除結果が数値化されるので,技術程度を客観的に確認できるという利点があるが,基準点の設定が非常に難しく,削除結果のばらつきが非常に大きかった。
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Research Products
(7 results)