2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592355
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
和田 重人 University of Toyama, 大学病院, 講師 (50303219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 良平 富山大学, 医学薬学研究部(医学), 講師 (60334736)
田渕 圭章 富山大学, 生命科学先端研究センター, 准教授 (20322109)
近藤 隆 富山大学, 医学薬学研究部(医学), 教授 (40143937)
鈴木 信雄 金沢大学, 環日本海域環境研究センター臨海実習施設, 助教 (60242476)
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Keywords | ナノ粒子 / 遺伝子発現 / 口腔癌 |
Research Abstract |
HSC3、HSC2細胞の温熱感受性(フローサイトメトリー法)を調べた結果、44℃90分間の温熱ストレスにより約20%の細胞にアポトーシスを誘導することが可能であった。また細胞増殖は48時間で有意に抑制されていた。一方、42℃90分間の温熱ストレスでは、アポトーシス誘導および細胞増殖抑制は著名ではなかった。遣伝子発現状況をDNAマイクロアレイ法により調べた。44℃では細胞周期および分子シャペロンにかかわる遺伝子の発現変動が認められた。一方、42℃では分子シャペロン、特にHSP70、40を中心とした多数の遺伝子発現の変動が確認された。次年度は、これらのデーターにパスウエー解析ソフトを適用し、各細胞種における温熱感受性に関する遺伝子ネットワータの推定を行う。さらに細胞死に関連したKeyとなる遺伝子に関しては、定量的リアルタイムPCR法を用い本実験系の妥当性を明らかにする予定である。
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