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2008 Fiscal Year Annual Research Report

パーキンソン病モデルラットにおける口腔領域の疼痛感覚

Research Project

Project/Area Number 20592371
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

丹羽 均  Osaka University, 大学院・歯学研究科, 教授 (30218250)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉村 光隆  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (90244954)
Keywordsパーキンソン病 / 疼痛感覚 / 体性感覚誘発電位 / ラット / ホルマリンテスト / 疼痛関連行動
Research Abstract

1.パーキンソン病(PD)モデルラットの確立:SDラットの線条体に6-OHDAを投与することにより、ドーパミン神経の細胞死を誘発し、PDモデルラットを作製した。PDモデルラットの評価は、行動学的変化と組織学的変化で確認した。行動学的変化は手術後の誘起回転運動で評価し、アポモルフィン投与後の回転運動を観察した。PDの状態であればアポモルフィン投与により、ラットは左回転し、1分間に7回以上左回転した個体をPDの発症とした。また、脳の凍結切片を作製した後、ドーパミン産生ニューロンの抗体染色を行い、組織学的変化を確認した。
2.三叉神経体性感覚誘発電位(TSEP)を用いた検討:PDモデルラットをウレタン麻酔下で脳定位固定装置に固定した。ラット上顎切歯歯髄内に双極性電極を挿入し、導出電極は反対側の側頭骨骨膜を露出させ、三叉神経支配領域の第一次体性感覚野(SI)上の骨面に固定した。TSEPはニューロパックμ(日本光電)を用い、歯髄に持続時間0.1msec、1-6mAの電気刺激を1Hzで20回加算し、記録した。PDモデルラットから得られた反応波形についてNl〜P3の各潜時および振幅を測定した。
3.結果:線条体への6-OHDA投与により、PDモデルラットが作製できたことが、行動学的変化および組織学的検査で確認された。現在、このモデルラットを用いてTSEPを測定し、正常ラットにおけるTSEPとの違いを比較検討している。
4.結果の意義・重要性:正常ラットにおけるTSEPのNl〜P3の各潜時および振幅とPDモデルラットにおけるそれらを比較することにより、PDモデルラットにおける三叉神経伝導路障害の有無が明らかとなる。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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