2008 Fiscal Year Annual Research Report
摂食・嚥下機能向上支援とその評価に関する研究:患者立脚型アウトカム指標の開発
Project/Area Number |
20592452
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
内藤 真理子 Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 講師 (10378010)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴鴨 よしみ 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60362472)
藤井 航 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (50387700)
横山 通夫 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (30460554)
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Keywords | QOL / 嚥下 / リハビリテーション / 尺度 / 社会医学 / 摂食 |
Research Abstract |
平成20年度は、開発尺度の基本コンセプトを確定させ、項目プール作成のためのインタビュー調査準備を進めた。 最初に、過去の研究報告や現在使用されている質問紙を参考に、開発尺度のコンセプトを検討した。文献や書籍、インターネットのデータベースなどから、国内外の既存の関連尺度や候補となる項目を収集した。得られた情報を吟味した結果、主に脳卒中後の摂食・嚥下障害者および介護者を対象とした尺度開発を研究の柱に定めた。続いて、基本コンセプトに従い、項目プール作成のためのインタビュー調査計画をまとめた。調査計画の概要は以下に示す通りである。 2009年5月以降に藤田保健衛生大学病院リハビリテーション科あるいは七栗サナトリウムを受診した摂食・嚥下障害患者や家族に研究説明を行う。本人あるいは代諾者より研究参加の同意が得られた者に対して、研究代表者および分担研究者がインタビュー調査を実施する。摂食・嚥下障害に関連した医療情報は診療録から情報を得る。研究参加者数は30名を予定している。 さらに、摂食・嚥下障害が日常生活に与える影響について医療者からの意見を収集するため、藤田保健衛生大学七栗サナトリウムあるいは藤田保健衛生大学医学部に勤務する摂食・嚥下に関する専門家(医師、歯科医師、看護師、言語聴覚療法士、歯科衛生士など)を対象に、インタビュー調査を実施する。 上記の研究計画については、名古屋大学医学部倫理委員会に申請を行い、平成20年12月に承認を受けた。さらに、藤田保健衛生大学七栗サナトリウム倫理委員会にも審査申請中である。
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