2010 Fiscal Year Annual Research Report
インタープロフェッショナルワークに必要な専門職のコンピテンシーに関する研究
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20592498
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
大塚 眞理子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (90168998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 真美 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00164822)
新井 利民 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00336497)
丸山 優 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (30381429)
國澤 尚子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20310625)
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Keywords | IPW / IPE / コンピテンシー / 専門職 / 保健医療福祉 |
Research Abstract |
本研究の最終年度の目的は、保健医療福祉の援助活動におけるインタープロフェッショナルワーク(IPW)のコンピテンシーの視点から連携・協働の実践の調査を行い、IPWに必要な専門職のコンピテンシーの特性を明かにすることである。昨年度作成したIPWコンピテンシーの7要素を元に37項目の調査票を作成した。A県内病院全349施設(平成22年5月)に依頼し、調査協力の得られた52施設594名を調査対象者とした。調査票の回収は431件(回収率72.6%)であった。回答者の職種は、看護師29.7%、臨床検査技師8.4%、医師6.5%、理学療法士6.0%、薬剤師5.8%、放射線技師5.8%、作業療法士5.1%、社会福祉士5.1%、その他であった。37項目について「している」「時々している」の合計でその割合を示す。パートナーシップの5項目は、8割以上が行動していた。コミュニケーションの10項目では、基本的なコミュニケーションでは8割以上であったが、話し合う内容については6割程度であった。コーディネーションはスタッフの理解は9割であったが、調整は6割程度であった。ファシリテーションの9項目の情緒的サポートは8割程度であるが、計画的なチーム活動は4割であった。リフレクションの4項目は6割、リーダーシップ2項目は7割、マネジメント3項目は4割であった。本調査の回答者は連携・協働を実践している人である病院の多職種である。これらの人達が有するIPWのコンピテンシーとして、IPWの態度を有し、多職種との基本的なコミュニケーションの力はあるものの、専門職同士で話し合い、合意形成する力や、チームを動かすためのファシリテーションやリフレクション、リーダーシップ、マネジメントについてはその知識と技術が十分ではないと考えられた。
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Research Products
(2 results)