2008 Fiscal Year Annual Research Report
ライフコースアプローチによる看護教師の力量形成に関する調査研究
Project/Area Number |
20592521
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
石塚 淳子 Seirei Christopher University, 看護学部, 講師 (50329520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 道子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (60410510)
山崎 準二 東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 教授 (50144051)
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Keywords | 看護教育 / 看護教師 / ライフコースアプローチ / 力量形成 / コーホート分析 / ライフヒストリー分析 |
Research Abstract |
本研究は、「看護教師は、看護教師としての力量をいかなる場で、いかなることを契機として、いかなる具体的内容のものとして形成していくのであろうか。」という問いをもとに、看護教師の成長発達の様相を時代の変化や教育課程の変遷という社会背景を加味したライフコースという視点からとらえようとする研究である。ライフコースアプローチとは統計的分析におけるコーホート分析や事例的分析におけるライフヒストリー分析を用いる方法である。本研究では質問紙調査とインタビュー調査を併用する方法とした。質問紙調査は看護教師472人に調査用紙を配布し、郵送法により171人(回収率36.2%)の回収を得た。その結果、看護教師になるきっかけは「看護職の体験」「上司・指導者からの薦め、命令」「養成所、短大、大学、大学院時代の教師の影響」であった。また看護教師としての力量は「学生を捉える目や理解する力」「学生の成長を導く人格的素質」「教える教科内容についての専門的知識」「教育活動に情熱を持って取り組む」「自己研鑽をし、新しいことヘチャレンジする気持ち」が多かった。看護教師の力量を高める要因として「職場の雰囲気や人間関係」「自主的な研修や研究会への参加」「学生との交流」が挙げられた。インタビュー調査は14名の看護教師にライフヒストリーインタビューを実施した。今後はそれらを検討し分析する予定である。
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Research Products
(1 results)