2009 Fiscal Year Annual Research Report
死を看取り続ける看護師に対する命への向き合い方に即した支援方法の開発
Project/Area Number |
20592560
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Research Institution | Kagawa Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
近藤 真紀子 Kagawa Prefectural College of Health Sciences, 保健医療学部, 准教授 (70243516)
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Keywords | 看取り / 看護師 / 悲嘆 / バーンアウト / 尺度開発 / 介入研究 |
Research Abstract |
本研究の目的は、多くの死を看取り続けなければならない着護師へのシステム化された支援方法を開発することである。第1段階は支援の基盤となる領域密着型理論の構築~第2段階は要支援者のスクリーニング及び支援の効果判定に用いる尺度の開発、第3段階は本理論を基盤とした支援方法の効果の検証を行う。 本年度より3段階目を開始した。3段階目の研究目的は、死を看取り続ける看護師に対する命への向き合い方に即した支援方法を開発し、その効果を検証することである。研究方法は、1)死を看取る看護師に対する「命への向き合い方に即した支援プログラム」の生成、2)プログラムの実施とその評価、から構成される。本年度は、3段階目の初年度に当たり、1)死を看取る看護師に対する「命への向き合い方に即した支援プログラム」の生成に取り組んだ。本年度の活動内容は以下の通りである。1.1段階で構築された理論、及び支援方法に関する先行研究を元に、(1)介入のターゲットとなる対象、(2)支援プログラムの目的・目標、(3)期待される結果(ゴールと評価基準)、(4)プログラムの構成要素、(5)内容、(6)方法、(7)スケジュール、(8)協力体制、について検討し、プログラム構成を行った。2.現実可能性について検討するために、終末期ケアのエキスパートナースに支援プログラム(案)を提示し、意見を求め、その結果を元に修正を加えた。3.研究協力施設、及び、協力施設内の研究協力者との間で、実施内容・方法についての打ち合わせを行い、実施に向けての準備を行った。今後は、平成22年度~23年度前半に支援プログラムを実施し、23年度後半に支援プログラムの評価を行う予定である。
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Research Products
(1 results)