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2008 Fiscal Year Annual Research Report

潜在的なリスクをもつ家族の虐待予防に向けた看護職共用のアセスメントツールの開発

Research Project

Project/Area Number 20592596
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

鎌田 佳奈美  Osaka Prefecture University, 看護学部, 准教授 (30252703)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楢木野 裕美  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90285320)
石原 あや  兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (20290364)
吉川 彰二  大阪府立大学, 看護学部, 講師 (00326290)
通山 由美子  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80468272)
森 瞳子  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (70508803)
Keywords小児看護学 / 虐待 / アセスメントツール
Research Abstract

本研究の目的は、潜在的な虐待のリスクのある家族を早期に発見し、必要な支援を包括的にアセスメントするために、医療機関の看護職が共用できるアセスメントツールを開発することである。子どもと家族の全体像を把握し、包括的アセスメントを行うためには、(1)できるだけ多くの情報が必要であり、(2)観察・情報に見落としがなく、(3)対処が確実にできる一貫性のある枠組み・要素が必要である。本研究は、このような要素を含んだアセスメントツールの作成をめざしている。今年度は、第一段階として、潜在的な虐待のリスクをもつ家族に対する早期発見や予防的支援の必要性に対する看護職の認識や実態を量的記述的研究方法を用いて明らかにする予定であった。しかし、これまでに明らかになっている虐待のリスク要因以外に、科学的にはまだ実証されていないが、虐待が起こりうるかもしれないと看護職が感じている潜在的なリスク項目を文献検討や事例検討会だけで抽出していくことが非常に難しいことが判明した。そこで、昨年度は、虐待が起こるかもしれないと感じている子どもや家族の行動、態度、状況などを質的な研究方法を用いて明らかにしていくこととした。大学の倫理審査により承認を得、熟練の看護職を対象に面接調査を行った。看護職が、虐待が起こるかもしれないと感じる子どもや家族の言動として、【子どもが年齢に合わず自立している】や【母親の表情が暗い】【視線を合わせない】【子どもの病状にかかわらず全く動じない】などいくつかの子どもと家族の言動が由出されている。現在はこれらの結果を分析中であり、今後、さらに分析を深めて調査項目を抽出し精選して、質問紙を作成する予定である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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