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2010 Fiscal Year Annual Research Report

母親役割への精神的適応過程における対処パターンに関する研究II

Research Project

Project/Area Number 20592604
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

島袋 香子  北里大学, 看護学部, 教授 (70206184)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新井 陽子  北里大学, 看護学部, 准教授 (90453505)
Keywords母親役割 / 対処パターン / 適応過程
Research Abstract

本研究は、(1)母親役割への精神的適応過程における対処パターンに影響する感情調整の意味合いを明らかにすること(調査1)。(2)母親となる自己の再構成に対する女性の対処を明らかにすること(調査2)を目的としている。
ローリスク妊婦を対象に、質問紙調査((1)Stress Coping Inventory,(2)Japanese Prenatal Self-Evaluation,(3)対児感情評定尺度)と面接調査を行っている。調査1には縦断調査が含まれておりデータ収集中である。測定尺度と面接ガイドラインの信頼性・妥当性の検討を目的とした横断調査におけるサンプル分析では、妊婦のストレス対処の特性として、「対決型」と「責任型」が低いこと、「自己コントロール型」の対処が高い妊婦は、児への「回避感情」が低く、妊娠後期では、「夫との関係性」よりも「実母との関係性」に重きをおく傾向があることが、示された。この結果は、これまでの基礎研究と同様の結果である。この結果が導かれる感情調整の意味合いを面接調査の結果と合わせて検討する予定である。調査開始の遅れや調査環境の変化等から段階的に研究を進めることが困難なため、調査2を開始した。調査2のサンプル分析では、妊娠期に母親となる自分をイメージ出来ないと答える者が多く、思いはあるが言語化することが難しい様子が伺えた。しかし、妊娠中に何らかの課題に対応した経験のある妊婦は、自分が強くなったと実感し、自己の成長を捉えていた。そのため妊婦が思いを言語化し明示出来るよう導くための面接ガイドラインを新たに検討する作業をすすめ、調査を行う予定である。

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Published: 2012-07-19  

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