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2010 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者のエンパワメントに着目した介護予防活動の評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20592621
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

佐藤 紀子  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 准教授 (80283555)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮崎 美砂子  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (80239392)
飯野 理恵  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (40513958)
時田 礼子  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (70554608)
岩瀬 靖子  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (20431736)
Keywords看護学 / 介護予防 / 高齢者 / エンパワメント / 評価
Research Abstract

本研究は、地域において実施されている介護予防活動を、高齢者のエンパワメントの観点から質的に評価し、かつ効果的な介護予防活動の展開を方向づけるための評価指標を試案することを目的としている。
今年度は、1年目に文献検討により明確にした<参加高齢者個人のエンパワメントの状態を評価する>指標と、<高齢者のエンパワメントに影響を与える要因をどれだけ介護予防プログラムに取り入れられたかを評価する>ための指標を作成するために、昨年度から引き続き、実際に地域で実践している介護予防プログラムの主な実施者と参加高齢者の双方を対象として、インタビュー調査を実施した。
2自治体で実施している3つの介護予防プログラムの主担当保健師5名と、プログラムに継続的に参加した高齢者20名に対しインタビュー調査を実施し、参加高齢者のエンパワメントに影響を及ぼした支援内容と参加高齢者の高められたエンパワメントを質的帰納的に分析した。その結果、
(1)参加高齢者のエンパワメントに影響を及ぼした支援内容は、【より的確にプログラムについて知る機会を増やしながら、参加が必要な人に対しては、地域の特性や対象者の特性にあった誘い方をしている】、【参加しやすくするために、アクセスのよさを確保し、明るく楽しい雰囲気を作っている】など、23サブカテゴリからなる【8カテゴリ】に分類整理できた。
(2)介護予防プログラム参加高齢者のエンパワメントの高まりは、【自己の衰えの自覚と自立した生活もしくは自分らしい生活の継続の願い】、【自己の健康生活の課題への気づき】、【スタッフ・家族の態度によって得られた安心感】など、25サブカテゴリからなる【13カテゴリ】に分類整理できた。
それらの結果と先行文献の結果と照合させ、介護予防プログラムのプロセス評価のための指標を試案した。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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