2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592642
|
Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
北岡 和代 Kanazawa Medical University, 看護学部, 教授 (60326080)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
中川 秀昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
長井 麻希江 金沢医科大学, 看護学部, 助教 (40454235)
増田 真也 慶應義塾大学, 看護学部, 准教授 (80291285)
|
Keywords | バーンアウト / Maslach Burnout Inventory / MBI-GS / 産業保健 / ストレス / 介入研究 / バーンアウト予防 |
Research Abstract |
本研究は産業領域における労働者を対象に、バーンアウトを予防するための介入研究を行うものである。本研究の目的は、Leiter & Maslachの方法論を日本の一般労働者に適用可能なかたちに修正すること、介入の効果を明らかにすることである。 平成20年度は介入のための準備期間であった。すなわち、フィールドを確定すること、対象企業から対象者を得ること、翻訳した書籍に基づいたワークショップを考案することであった。 予定していたフィールドから協力が得られたため、第一段階としてのメンタルヘルス調査を計画し、実施を試みた。年度初めから活動を開始し、精力的に動いたが、企業側の都合により12月に入ってようやく実施の運びとなった。配布数1553部、回収数1057部であった。その後、1月データ入力、2月個人宛報告書作成・郵送とフォローアップ、3月企業側への全体報告書作成・報告等を完了した。 全体の75.7%がバーンアウト無し、6.5%がバーンアウト予備群、17.8%がバーンアウト群とみなされた。特に、年代が若いほどバーンアウトしている社員が多く、20代では26.7%であった。また、管理職社員にバーンアウト予備群と考えられる者が多かった。これら3群のうつ得点には明らかに有意差があった。 調査結果から、20代の社員を主な対象としたワークショップ、並びに管理職社員を対象としたワークショップを次年度に開催するのが妥当を考えられた。企業側の諸事情により変更を余儀なくされることをも念頭に、次年度に向けて、対象者確保等の準備を進めている。 なお、本年度の実施計画であった成果発表は、全て完了した。
|
Research Products
(4 results)