2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592642
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
北岡 和代 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (60326080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
中川 秀昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
長井 麻希江 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (40454235)
増田 真也 慶應義塾大学, 看護学部, 准教授 (80291285)
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Keywords | バーンアウト / Maslach Burnout Inventory / MBI-GS / 産業保健 / ストレス / 介入研究 / バーンアウト予防 |
Research Abstract |
本研究は産業領域における労働者を対象に、バーンアウトを予防するための介入研究を行うものである。本研究の目的は、Leiter & Maslachの方法論を日本の一般労働者に適用可能なかたちに修正すること、介入の効果を明らかにすることである。 平成22年度は引き続き、対象者のフォローアップを行い、介入の効果判定と介入のための方法論の確立を行った。ワークショップにおいて立案したマイ・アクションプランを、職場で実践してもらうために、実践プロセスにおいて研究代表者(看護学教授)がサポートを申し出た。6名がサポートを望んだ。サポートの方法は、個人-個人間のメールサポートを主とした。研究代表者側からの定期的な様子伺い(月に1度)を中心に、本人の希望や様子に応じて、サポートを行った。必要に応じて個人面接も考えられたが、希望はなかった。サポート期間は6か月とした。サポートを行う社員に対しては、次に述べる倫理的配慮等について説明を行い、文書による同意を得た。 3事例の効果について、簡潔に報告する。A事例:3月時点での仕事との関係テスト(0-20評点)における裁量権は8評点であったが、7月には3評点と下がり、9月においても維持していた。B事例:3月時点での仕事との関係テスト(0-20評点)における仕事の負担は8評点であったが、7月には5評点と下がり、9月においても4評点と下がっていた。C事例:3月時点での仕事との関係テストにおける共同体は5評点であり、7月、9月と評点自体に変化は見られなかった。事例数が少なく、量的な分析での評価はできない。しかしながら、われわれが考案したワークショップとその後の看護サポートによる介入効果は、概ね肯定的な結果を招いた。われわれが考案したワークショップについては、平成22年7月に行われた富山産業保健推進センターによる産業保健セミナーにおいて、紹介を行った。各事業所に勤務する産業看護職者および衛生管理者等14名が対象であった。 なお、本研究の成果発表として、雑誌論文2件(和文2件)、学会発表3件(国際学会2件、国内学会1件)を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Burnout among nurses in Japan2010
Author(s)
Kitaoka K
Organizer
International Academic Symposium of The 110^<th> Anniversary Celebration of Tonji Hospital
Place of Presentation
Wuhan, China (Tonji Hospital)
Year and Date
2010-10-18
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