2009 Fiscal Year Annual Research Report
性格特性に焦点を当てた生活習慣病ハイリスク者の保健行動変容指導方法の開発
Project/Area Number |
20592643
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Research Institution | Gifu College of Nursing |
Principal Investigator |
小西 美智子 Gifu College of Nursing, 看護学部, 教授 (20161961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗田 孝子 公立大学法人 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (00336637)
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Keywords | 看護学 / 保健指導方法 / エゴグラム / 生活習慣病 |
Research Abstract |
高血圧症、高脂血症、高血糖、動脈硬化症等の生活習慣病の発症要因としては、運動、食事、休養、飲酒、喫煙等が関わるので、その生活習慣を改善することによって、発症後であっても八報状態を改善できることが報告されている。しかし生活習慣は、毎日繰り返される行為であるため、改善行動を持続するには多くの困難がある。そこで保健師として、生活習慣病ハイリスク者が生活習慣を改善できる保健行動変容指導及び支援する方法として、対象者の性格特性別に実施する保健指導万伝を開発することが本研究の目的である。 平成21年度に労働安全衛生法に基づく健康診断を受診し、医療は必要ないが生活習慣病ハイリスク者と判定きれ、生活習慣改善が必要であるため、保健師から保健行動変容指導を受けることになった者で、研究協力の得られた25名(女性5名、男性20名)に、保健指導を担当する保健師6名の指導方法内容と生活習慣変容との関係を分析している。保健師6名は保健指導方法として、対象者にスモールステップ法を用いて自己効力感を高める働きかけを毎月1回定期的に実施している。一方生活習慣病ハイリスク者25名には最初の保健指導時に運動、食事、体養、飲酒、喫煙の生活習慣をチェックし、それぞれについて改善目標を立て実施することを契約した。またその際性格特性を東大式エゴグラムを受診した。その結果対象者の東大式エゴグラムパターンは混合型が10名、低位型か8名、優位型が5名、平坦型が2名であった。このエゴグラムは対人関係へのパターンを示すことから、エゴグラムパターン別に保健行動変容契約内容、保健指導内容を分析することにより、個別性のある指導方法を提示することができるので、保健行動変容への成果が期待できる
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Research Products
(4 results)