2010 Fiscal Year Annual Research Report
一般病院・診療所における認知症看護プログラムの開発
Project/Area Number |
20592661
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
三重野 英子 大分大学, 医学部, 教授 (60209723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末弘 理恵 大分大学, 医学部, 助教 (30336284)
甲斐 博美 大分大学, 医学部, 助教 (80443894)
吉岩 あおい 大分大学, 医学部, 助教 (70363570)
浜口 和之 大分大学, 医学部, 教授 (60180931)
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Keywords | 認知症 / 一般病院・診療所 / 看護プログラム |
Research Abstract |
本研究は、一般病院・診療所において、認知症以外の疾患・外傷等の治療・療養目的で入院する認知症患者とその家族に適切な看護を提供するためのプログラムを開発することを目指している。4年間の研究過程において、平成22年度は第2段階と位置づけ、以下を目的とした。(1)第1段階での「患者・家族側からみた認知症看護の課題」と「一般病院の病棟看護師側からみた認知症看護の課題」に関する調査結果を再度整理する、(2)一般病院・診療所における看護の課題を明確化し、認知症看護プログラム(試行版)を検討する。 研究代表者および研究分担者により調査を再整理した結果、一般病院・診療所における認知症患者・家族への看護の課題として、「患者の尊厳を守り、安心・安全を保証する効果的な看護方法の検討」「認知症の特性をふまえたアセスメント方法の検討」「看護師がゆとりをもって看護ケアを行うための体制づくり」を確認した。次に、研究チームに加え、認知症看護認定看護師の資格をもつ看護師2名、一般病院において認知症高齢者の看護に関する研究実績がある看護師1名に助言・指導を求め、認知症看護プログラム(試行版)について、複数回(平成23年3月17日、22日、23日)にわたり検討を重ねた。その結果、認知症看護プログラム(試行版)の骨格として、a.入院初期にBPSDを予測し予防的看護介入を実施するために、入院時アセスメントから初期看護計画立案の方法を具体化すること、b.ゆとりある看護を行うにはマンパワーの確保の前に統一した看護の実施が重要であるため、チームケアに向けたタイムリーなカンファレンスのあり方を具体化することを明らかにした。
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Research Products
(2 results)