2008 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の生活行動の可能性を引き出す車いす座位姿勢の援助に関する研究
Project/Area Number |
20592692
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Research Institution | The Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
横山 悦子 The Japanese Red Cross College of Nursing, 看護学部, 講師 (40329181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川嶋 みどり 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70367217)
小長谷 百絵 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (10269293)
草地 潤子 聖母大学, 看護学部, 講師 (40269460)
辻 容子 東邦大学, 医学部・看護学科, 助教 (80460103)
河口 てる子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50247300)
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Keywords | 車いす / シーティング / 背面開放 / 生活行動 |
Research Abstract |
20年度は、主に文献検討、研究計画書の作成、研究倫理審査委員会への申請を行った。まず、20年度以前から行っている車いす座位時間と睡眠の実態、およびケア提供者の語りから車いすシーティング援助の実際についての研究を論文にまとめる一方、車いす座位姿勢に関する国内外の文献検討を行い、研究計画書の作成を行っていった。参加観察と事例検討という当初の研究計画を、施設スタッフとともに行っていくアクションリサーチに研究方法を変更し、研究計画書を当大学の研究倫理審査委員会に提出し、承認を得た。施設高齢者の車いす調整や座り直しなどにかかわるスタッフとともに、座位姿勢保持についての学習会や事例検討会を継続しながら、高齢者の生活行動の可能性を引き出す車いす座位姿勢における援助技術を考案し、スタッフや組織の変化についても明らかにしていく予定である。また、研究を行う2つの高齢者施設での利用者または患者の日中の体位、およびスタッフの座位姿勢への援助に実態を明らかにするため、時間ごとに行動を記録するタイムスタディの方法を取る研究計画を作成し、同様に研究倫理審査委員会の承認を得た。 施設への依頼は年度替わりのため、施設の態勢が整う21年度5月以降となる。 高齢者の生理的な影響を調査するシーティングの調査・分析の研究計画については、21年度に具体化を進める。
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Research Products
(3 results)