2009 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の生活行動の可能性を引き出す車いす座位姿勢の援助に関する研究
Project/Area Number |
20592692
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Research Institution | The Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
横山 悦子 The Japanese Red Cross College of Nursing, 看護学部, 講師 (40329181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川嶋 みどり 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70367217)
小長谷 百絵 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (10269293)
草地 潤子 聖母大学, 看護学部, 講師 (40269460)
辻 容子 東邦大学, 医学部・看護学科, 助教 (80460103)
河口 てる子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50247300)
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Keywords | 車いす / シーティング / 背面解放 / 生活行動 |
Research Abstract |
研究倫理審査委員会の審査結果を受け、4月に研究対象施設への研究協力の依頼を行った。その後の返答を受け、療養病院では2病棟での開始となり、それぞれ看護師、介護福祉士、PT、OTが参加し、事例検討会・学習会を開始した。老人保健施設では施設の日程調整などから開始が遅れ、7月に施設内の説明会を行い、2フロアで開始となった。同時に、車いす高齢者の座位姿勢に関わるスタッフのケアの方法を参加観察し、座り直しや移乗動作など、どのような関わりを行っているのかをビデオに撮影し、事例検討の資料とした。対象となったスタッフのインタビューは、撮影時および事例検討会でそれぞれ行った。学習会・事例検討会は、開始より毎月1回、参加できるスタッフで行った。学習会の内容は、車いす調整についての知識として、福祉用具を扱う企業にデモを依頼したり、シーティング協会によるセミナーや講習会の事例報告や研究内容を紹介するなどした。 両施設における日中の体位、およびスタッフによる座位姿勢への援助を時間ごとに記録し実態を明らかにした研究を学会で発表した。 高齢者のシーティングの生理的な影響を調査するための方法および姿勢評価の方法についていくつかの情報収集でき、今後研究計画を具体化していく。
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