2009 Fiscal Year Annual Research Report
大阪中小企業・産業と連携した大学教育研究活動の方法と評価に関する研究
Project/Area Number |
20600016
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Research Institution | Hannan University |
Principal Investigator |
加藤 正治 Hannan University, 経営情報学部, 教授 (20185870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安井 恒則 阪南大学, 経営情報学部, 教授 (60098217)
中條 良美 阪南大学, 経営情報学部, 准教授 (00387383)
川端 庸子 阪南大学, 経営情報学部, 准教授 (60411683)
関 智宏 阪南大学, 経営情報学部, 准教授 (40434865)
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Keywords | 産学連携 / 中小企業 / 大学教育 / 大阪 / 教育評価 / 実践型教育 |
Research Abstract |
本研究は、阪南大学の在学生に対する教育研究活動のいっそうの発展を目指し、本学が立地する大阪の中小企業や産業界と連携したかたちで進める、現場での実践型教育研究活動の遂行に関する方法と評価(項目の開発をも含む)に関する研究である。 平成21年度には、平成20年度にも取組んだ兵庫県尼崎市財団法人尼崎の工業会や兵庫県豊岡市旧日高町地域の商工会など経営者団体連携し、調査活動を引き続き試行的に実施した。また新規には、大阪府八尾市に立地する中小企業経営者からなる経営者団体とも連携をし、これらを対象に調査活動を実施した。 平成20年度には、以上の産学連携の方法と評価について事例分析を行ったが、平成21年度については、1つには引き続き事例分析を行い、関・梅村による尼崎市域のものづくり支援施策の展開について、また関・石澤による日高町商工会のケース・スタディを発表した。また学生参画による日高町地域での産学連携事業の成果として、関・関ゼミも発表した。もう1つには、特に商工会との産学連携にかかる調査事業のなかにおいて、研究の構成メンバーの各専門分野とのかかわりについて検討し、経営労務、マーケティング、経営改善のアプローチによる調査項目を開発した。社会科学系分野での産学連携事業はまだ実績がそれほど多くなく、さまざまな可能性が模索されている。そのなかで具体的な調査項目の開発に基づく産学連携事業でのかかわりを見出したことの意義は、大きいと考えられる。
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