2009 Fiscal Year Annual Research Report
診断ツールの開発を目指した抗リン脂質抗体に対する栄養膜マイクロRNAの動態解析
Project/Area Number |
20659262
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
石川 源 Nippon Medical School, 医学部, 助教 (20287767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹下 俊行 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60188175)
瀧澤 俊広 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90271220)
小管 拓治 日本医科大学, 医学部, 研究技術員 (80453918)
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Keywords | 産科学 / 胎盤 / 不育症 / 抗リン脂質抗体 / microRNA |
Research Abstract |
反復流産の原因の一つである抗リン脂質抗体が栄養膜、血管内皮細胞に作用した際、細胞内のmicroRNA(miRNA)の動態にどの様な影響を与えるか解析すると共に、その際、栄養膜より放出される疾患特異的miRNAを同定し、miRNAを臨床ツールとした抗リン脂質抗体不育症の診断・治療開発に結びつく萌芽研究を行うことを目的に研究を行った。1)臨床サンプルの採取を進めた。2)予備解析から、精製抗体を加え培養した細胞株(BeWo、HUVEC等)からRNA抽出し、シークエンス解析の後、real-time PCR解析を行うためは相当量のRNAが必要となることが判明した。貴重な臨床サンプルを有効に活用し、動的発現プロファイル解析を行うためには、RNA抽出後、高分解能マイクロアレイスキャナを用いたマイクロアレイ解析、または、real-time PCRを用いたアレイ解析を行うことが有用であり、再検討を加えた。前年度作製した、exosomeのマーカーであるCD63にGFPを結合した融合蛋白質(GFP-CD63)を発現させた培養細胞に、蛍光標識したmiRNAを加え、細胞内のmiRNAの挙動に関してイメージング解析を進めた。今後、プロファイリング解析に加えて、このイメージング技術を用いて、抗リン脂質抗体による細胞内miRNAの動的変化をバイオイメージング解析することが可能となった。しかし、細胞へのベクター導入効率を上げる必要があり、ウィルスベクターの検討等が課題として残された。
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Research Products
(3 results)