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2009 Fiscal Year Annual Research Report

高速温度ディスプレイおよび温度変化を利用した触覚インタフェースの開発

Research Project

Project/Area Number 20700109
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

坂口 正道  Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 准教授 (60283727)

Keywordsヒューマンインタフェース / 温度ディスプレイ / 触覚提示 / 情報ディスプレイ / バーチャルリアリティ
Research Abstract

本研究は,高速に温度制御が可能な温度ディスプレイの開発および開発,高速温度ディスプレイを用いた人間の温度知覚特性の検証,温度ディスプレイを用いた触覚インタフェースの開発を目的として実施した.
開発した温度ディスプレイを用いて,温度変化を利用した情報伝達基礎実験を行った.情報提示部として指先を選択し,高速に加熱および冷却を行うことで,情報伝達が可能なことを確認した.触覚の一種である温度感覚は,他の作業を行っている状態でもその変化が知覚できることが確認できた.
開発した高速温度ディスプレイと映像を組み合わせたアプリケーションを試作した.画像処理技術を利用して,被験者の手の映像をモニタに提示すると共に,被験者の手の位置情報を取得した.また,モニタ上に仮想対象物を提示した.被験者が手を動かし,仮想対象物と接触したときに温度ディスプレイを用いて温度を提示することで,接触感覚の増強を行った.温度の提示がない場合には,仮想対象物との接触は視覚でしか確認できないが,温度提示を同時に行うことで,仮想対象物との接触をより明確に知覚することができた.
また,温度変化と合わせて触覚情報を提示するための触覚インタフェースの基礎技術として,フィルムと回転体を用いた滑り感覚の提示に関する基礎研究を実施した.指先と対象物の間で滑りを発生させることなく,滑り感覚の提示が可能であることを確認した.
以上の通り,高速温度ディスプレイおよび温度変化を利用した触覚インタフェースの開発に関する研究を実施し,温度変化を利用した触覚提示や触覚インタフェースに関する様々な知見を得た.

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] フィルムと圏転体を用いた滑り感覚の提示に関する研究2009

    • Author(s)
      坂口正道, 岡本尚也, 荒田純平, 藤本英雄
    • Journal Title

      豊田研究報告 62

      Pages: 165-170

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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