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2008 Fiscal Year Annual Research Report

里子の持つ家族認識と支援モデルの検討

Research Project

Project/Area Number 20730454
Research InstitutionShirayuri College

Principal Investigator

御園生 直美  Shirayuri College, 文学部, 助手 (50433850)

Keywords里親 / 里子 / 社会的養護 / ピアグループ / 児童虐待
Research Abstract

I : 里子ピアササポートの有効性の検討 : <目的>各里親会イベントや、里子会の協力をへて、里子ピアグループを開催し、子どもたちのもつ支援ニーズについて検討するとともに、ピアサポートの有効性について検討を行う事を目的とした。方法 : サロンでは、一部のスタッフをのぞき基本的に里親や大人の参加はなくし、里子、元里子、養子縁組の子ども達によるピアグループの開催を行った。サロンの構造は、事前に筆者と里子会スタッフで当日のブレインストーミング、サロンでのトピック、話合いのルールについて確認し、原則として、里子によるファシリテーターのもと進められた。またサロン終了後には、アンケートに記入をもとめた。<結果>里子サロンの開催 : 2008年7月に2回、2009年2月に1回の計3回の里子サロンを都内で開催した。それぞれの参加者の合計は41名(男子21名、女子19名、不明1名)であり、現在は里親家庭の元を離れているもの、里子会のスタッフを含めると参加者の年齢は12歳から31歳となった。各回の参加者は5名〜20名であり、参加者の年齢では18歳の里親措置解除に近い16歳〜18歳の子どもが20名と最も参加人数が多かった。サロン終了後のアンケートにおいては、「普段同じ境遇の子ども達と話をする機会が少ない」、「同じ境遇の子ども達と話ができると心強い」の項目などに高い得点がみられ、また「もっと里子達と話す機会がほしい」という項目では参加者41名中のうち34名が「あてはまる」と回答しており、ピアサポートに対して強いニーズを持っていることが示唆された。II : 里子支援モデルの構築 : 海外での里子支援プログラムの検討として2008年9月にアメリカ、シアトルにおいて児童福祉局、青少年のためのシェルター、児童養護施設、里親家庭、里親支援機関における視察を行った。海外の優れたプログラムの導入やわが国の支援との比較検討は2009年においても行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 里親家庭で暮らす子どもの心理的発達(1)-思春期における生みの親への葛藤を中心として2008

    • Author(s)
      御園生直美
    • Organizer
      日本心理臨床学会第27回大会
    • Place of Presentation
      つくば国際会議場
    • Year and Date
      2008-09-05

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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