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2008 Fiscal Year Annual Research Report

高電界加速管のエネルギー圧縮系への応用

Research Project

Project/Area Number 20740154
Research InstitutionHigh Energy Accelerator Research Organization

Principal Investigator

横山 和枝  High Energy Accelerator Research Organization, 加速器研究施設, 助教 (70391711)

Keywords加速器 / 材料・加工 / 放電
Research Abstract

X-bandで得られる高電界を利用した陽電子ビームのエネルギー広がりを均一化するシステムを開発するための基礎研究として、高電界で安定したビーム加速を実現するために、放電の少ない加速管製作の確立が必要である。この研究では、高電界導波管を用いて、材料や加工方法・洗浄処理などが金属表面が高電界に曝されたときの放電特性にどのような差異があるのかを調べるものである。シンプルな構造の導波管で放電特性を研究することは、複雑な形状の加速管を用いるよりも放電抑制に有効な材質や表面処理などの研究を効率よく行うことができる。
20年度は、導波管への高周波の入出力をベーテホールカプラーから分配して、波形をモニターする放電解析システムを確立した。高電界試験の手順、解析・評価方法などを確立した。ステンレス製の狭導波管を使用して放電頻度の測定・解析と銅製及びステンレス製の高電界試験後の表面観察を行った。放電頻度は、銅製よりもステンレス製の方が低く、耐放電性に優れていることがわかった。また、放電に曝された後の表面観察を行ったところ、銅製の方が山谷がするどく突起物が多く、これに較べてステンレス製では山谷は大きく滑らかであった。これらの結果について研究会などで報告し議論した。高電界RFを印加して物質の放電特性に重点をおいた研究は稀少なので、今後予定している他材料を使用しての高電界試験の結果等に興味を持つ方や質問者が多かった。DCを印加しての研究結果と比較しても矛盾がなく、大きな研究成果が得られた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 狭導波管を用いた高電界放電特性2008

    • Author(s)
      横山 和枝
    • Organizer
      日本加速器学会
    • Place of Presentation
      東広島市中央公民館
    • Year and Date
      2008-08-07
  • [Remarks]

    • URL

      http://www-local.kek.jp/kakenhi/

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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