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2008 Fiscal Year Annual Research Report

コムギ形質転換効率を左右する遺伝子の同定

Research Project

Project/Area Number 20780007
Research InstitutionNational Agricultural Research Organization

Principal Investigator

安倍 史高  National Agricultural Research Organization, 作物研究所・麦類遺伝子技術研究チーム, 主任研究員 (30370547)

Keywords軽質転換効率 / コムギ / 組織培養 / 網羅的発現解析
Research Abstract

本研究では、形質転換が困難な日本コムギ栽培品種での効率的な形質転換系の確立に向け、コムギの形質転換効率を大きく左右する遺伝子を同定することを目的としている。これまでに形質転換実績の高いコムギ品種「Bobwhite」を用いて、形質転換における独自の改良条件(外植片の前処理、高浸透圧培地でのカルス選抜培養)を見いだしている。平成20年度は、計画通りマイクロアレイ技術を用いて、この改良条件により外植片および培養カルスで発現が変動する遺伝子の探索を行った。
植物材料として「Bobwhite」を用い、外植片の前処理と遺伝子導入処理後の浸透圧条件による遺伝子発現の変動を解析し、特徴的な発現様式を示す20種の遺伝子を以下のように選定した。( )内には遺伝子数を示した。
1、形質転換に適した条件において発現力が減少するトランスポーター遺伝子(2)
2、前処理により発現が誘導される転写因子(2)
3、前処理と高浸透圧条件で発現が大きく変動する窒素代謝関連遺伝子(4)
4、種子休眠関連遺伝子(1)とアブシジン酸応答関連遺伝子(2)
5、発現変動が最も大きい低分子の貯蔵タンパク質をコードする遺伝子(3)
6、機能未知であるが、改良条件下で特徴的な発現誘導を示す遺伝子(6)
次年度以降に、「Bobwhite」、形質転換が困難である日本コムギ栽培品種「農林61号」ならびにその組換自殖系統において、選定した遺伝子の組織培養中の発現状況を解析する計画である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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