2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
中国農民工の組織化をめぐるガバナンスの変容―中華全国総工会と労働NGOとの関係性
Project/Area Number |
20H00065
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 6:Political science and related fields
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
石井 知章 明治大学, 商学部, 専任教授 (90350264)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
及川 淳子 中央大学, 文学部, 准教授 (40781836)
澤田 ゆかり 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50313268)
山口 真美 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究員 (60450540)
梶谷 懐 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (70340916)
阿古 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80388842)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究は、農民工の官製労組への吸収が進む習近平体制下における労働社会を、官製労組のナショナルセンターである中華全国総工会と、労使紛争が集中的に生起している広東省・深セン市の総工会と、実質的労組である労働NGOという三つのアクターの結節点として捉え、「上から」と「下から」の労働運動の実態を明らかにしようとするものである。 中国の労使問題に焦点を当て、労働社会のガバナンスの現状を明らかにすることには重要な意義がある。研究チームには中国で長年培った信頼関係に基づく人脈があり、貴重な知見が得られることが期待される。
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