2020 Fiscal Year Annual Research Report
Frontiers of Cosmic Reionization and Galaxy Formation Opened Up by the Massive Spectroscopic Survey with Subaru PFS
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20H00180
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
大内 正己 国立天文台, 科学研究部, 教授 (40595716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長峯 健太郎 大阪大学, 理学研究科, 教授 (50714086)
小野 宜昭 東京大学, 宇宙線研究所, 助教 (60631116)
高橋 慶太郎 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 准教授 (80547547)
SILVERMAN John 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 准教授 (90573030)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 光赤外線天文学 / 銀河形成 / 宇宙再電離 |
Outline of Annual Research Achievements |
Canada France Hawaii Telescope (CFHT) / Wide-field InfraRed Camera (WIRCam)の観測時間の取得と観測を実行した。科研費申請書に述べたように、CFHTの主要パートナーである台湾のASIAAのY. Lin教授(研究協力者)との協力を通じて、観測時間取得の条件を詰め、共同研究に関する覚書を交わした上で観測時間の購入を行なった。2020年度終盤開始のセメスターS21AからWIRCamによる撮像観測を実行した。観測は、いずれも良好な天候のもと実行することができ、2021年3月末までの段階でセメスターS21Aで予定された観測時間のうち48%を実行した。セメスターS21Aでの残りの観測とセメスターS21B以降の観測が今後続く予定であり、おおむね順調に研究計画を実行している。CFHT/WIRCamによる撮像観測と並行して、すばるPFS観測へ向けた準備研究を行った。数値シミュレーション結果に対し、PFSによるHI tomography観測予想およびAGNフィードバックの理論モデルを構築した。前者の結果は査読論文として出版し、後者の結果は研究会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
CFHT望遠鏡WIRCamの観測時間は覚書の締結を経て購入を行い、既に観測が始まっている。ほぼ計画通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
CFHT望遠鏡のWIRCam観測による近赤外撮像データの取得を継続し、データ解析を逐次行う。この近赤外線撮像データも合わせた多色バンド画像の測光データから天体カタログを整備し、すばる望遠鏡PFS観測で用いるための銀河サンプルの構築作業を行う。さらに、PFS観測のシミュレーションなどを通じて、PFS観測の観測提案と観測準備を進める。年度末までに研究員にも加わってもらい、銀河サンプルの構築作業を加速し、PFS観測に向けた準備を整える計画である。
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Research Products
(7 results)