2020 Fiscal Year Annual Research Report
国家形成期におけるヤマト政権と地域権力の相互関係の再定義―東北地方を中心に―
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20H01342
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
菊地 芳朗 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10375347)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤澤 敦 東北大学, 学術資源研究公開センター, 教授 (00238560)
石橋 宏 東北大学, 埋蔵文化財調査室, 専門職員 (30755509)
福永 伸哉 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50189958)
柳沼 賢治 福島大学, うつくしまふくしま未来支援センター, 客員教授 (60783074)
上田 直弥 大阪大学, 文学研究科, 助教 (70823780)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 古墳時代 / 東北地方 / 地域権力 / ヤマト政権 / 相互関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実績の概要 本研究は、古墳文化の北縁に位置しこれまでほとんど顧みられることがなかった東北地方の古墳・遺跡とその出土遺物を主な対象に、ヤマト政権と各地の政治権力との相互関係に関する従来の見解を再定義することを目的に実施する。さらに東北特有の地理的・歴史的条件を踏まえ、古墳がつくられた意味そのものや、日本列島の国家形成の特質にも迫ることを目指す。より具体的な目的は次のとおりである。 ①東北の古墳時代遺跡・遺物に対するフィールド調査の実施により、ヤマト政権と地域権力の相互関係を解明するための新たな材料を獲得する。②東北と近畿の古墳時代に精通する第一線の研究者を結集しつつ調査分析を進め、その成果と課題を共有議論することにより、両権力の相互関係に関する新たな理解を提示する。③上記成果を特定地域間のケーススタディにとどめることなく日本列島全域への普遍化を図り、古墳時代研究および国家形成研究の新たな展開を目指す。 2020年度は、コロナ禍の発生により予定していた調査の多くが実施不能もしくは縮小して行わざるを得ない状況となった。フィールド調査は福島県団子山古墳の発掘調査を3週間実施した。総合研究としては、2020年6月と2021年2月にオンラインによる研究集会を開催し、研究計画を確認するとともに、研究メンバー3名による研究報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、資料調査のための旅行に出ることが難しく、実証面での研究を十分に推進できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策 現時点においては、本研究の3年間の研究期間を予定どおりとし、2022年度をもって研究を終了する予定である。そのため、2022年度前半は予定していた各自の研究テーマを推進することに主眼おき、それぞれのスケジュールで調査等を行う。 そして、年度後半には研究総括を目的とするシンポジウム開催および研究成果報告書の刊行を行うこととし、それに向けた全体研究集会および執筆を行うものとする。 新型コロナウイルス感染症の拡大により各自の研究が行えない場合には、全メンバーで改めて協議し、今後の対応を検討する。
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