2022 Fiscal Year Annual Research Report
岐路に立つASEANの選択 -「一帯一路」と「インド太平洋」の狭間で
Project/Area Number |
20H01469
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
金子 芳樹 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40233895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 和美 二松學舍大學, 国際政治経済学部, 講師 (00822230)
浅野 亮 同志社大学, 法学部, 教授 (10212490)
井上 浩子 大東文化大学, 法学部, 准教授 (20758479)
工藤 年博 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30450498)
鈴木 早苗 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30466073)
稲田 十一 専修大学, 経済学部, 教授 (50223219)
小笠原 高雪 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (50247467)
山田 満 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50279303)
伊藤 晋 新潟県立大学, 政策研究センター, 教授 (50827350)
平川 幸子 早稲田大学, 地域・地域間研究機構, 客員主任研究員 (80570176)
吉野 文雄 拓殖大学, 国際学部, 教授 (90220706)
福田 保 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 准教授 (90511105)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ASEAN / 東南アジア / 一帯一路 / 米中対立 / インド太平洋 / 中国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、中国の台頭と米中対峙という地政学的な新潮流に対するASEANとその加盟諸国の対応およびその影響を分析することを目的とする。その下で2023年度においても、大国主導の「一帯一路」、「インド太平洋」両構想へのASEANの対応を軸に、(1)ASEANを取り巻く地域・国際情勢の新展開、(2)ASEANの組織的求心力と遠心力、(3)域内各国の政治・経済・社会変動と対外関係という「国際/地域/国内」の3次元から捉え、岐路に立つASEANの選択と今後の展開を読み解くことに主眼をおいて調査・研究・成果報告を行った。 2023年には新型コロナウイルス感染の収束に伴い、持ち越しとなっていた海外調査や国際学会での報告が可能となったことで、研究分担者・協力者による各調査地での現地調査が実施された。8月には、複数の研究分担者によるチームが「一帯一路」構想に組み込まれて中国の影響力が強まるブルネイにてフィールド調査を行った。 また、研究成果の発表の一部として、当プロジェクトの研究分担者・協力者を中心に『ASEANを知るための50章〔改訂版〕』(明石書店、2024年:近刊)の企画・執筆を行ったほか、各研究分担者が『「一帯一路」を検証する - 国際開発援助体制への中国のインパクト』(稲田十一著、明石書店)、『習近平の軍事戦略 -「強国の夢」は実現するか』(浅野亮著、芙蓉書房出版)、『新しい国際協力論〔第3版〕- グローバル・イシューに立ち向かう』(山田満著、明石書店)などを上梓した。 その他、年間計画に基づき、①研究分担者・協力者による現地調査や研究成果の報告や外部研究者(海外からの報告者を含め)による講演を中心とする定例研究会の開催(年間10回)、②雑誌掲載論文、学会報告などを通した成果発表、③当研究グループのWebページ「ASEANists’ Website」での研究状況・成果の公表などを行った。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
「ASEANists' Website」は、科研費の一部を活用して本研究プロジェクトのメンバーが開設・運営しているウェブサイトで、研究会の報告内容、各メンバーの紹介と研究実績、研究エッセイや書評などを掲載している。
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