2022 Fiscal Year Annual Research Report
Conceptualizing Social Policy to Address Informal Employment: A Sociological Research for Linking Work and Welfare
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20H01566
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
上村 泰裕 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (70334266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 康貴 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (20712839)
下平 好博 明星大学, 人文学部, 教授 (40235685)
白波瀬 達也 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (40612924)
仲 修平 明治学院大学, 社会学部, 准教授 (60732401)
竹内 麻貴 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (70802106)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | インフォーマル雇用 / 社会政策 / デジタル経済 / 福祉国家 |
Outline of Annual Research Achievements |
デジタル経済の到来とともに雇用が再びインフォーマル化しつつあると言われる状況をふまえて、仕事と福祉の結び直しに向けた社会政策の規範をいかに構想できるか。本研究はこの問いに答えようとするものである。デジタル経済の到来は20世紀型の福祉国家が前提としていた仕事と福祉の結びつきを切り離す可能性があり、その徴候はすでに新たなインフォーマル雇用として表われている。本研究では、福祉社会学・家族社会学・産業社会学・経済社会学・社会階層論を専門とする研究者が協働し、理論と調査、歴史比較、国際比較、政策分析を統合する形でインフォーマル雇用の研究に取り組んでいる。 2022年度は以下の活動を行なった。1)5回の研究会を開催した。インフォーマル雇用を捉える視点について、活発な討論を行なった。第10回研究会(2022年7月1日、Mary Brinton(ハーバード大学)Shoshika, Gender Inequality, and Social Policies: A Reconsideration)、第11回研究会(2022年9月24日、鈴木恭子「出版に向けた執筆案」、仲修平「第2回ウェブ調査に向けた調査票の設計」)、第12回研究会(2022年11月26日、仲修平「第2回ウェブ調査に向けた調査票の設計」、上村泰裕「プロジェクト後半に向けたブレインストーミング」)、第13回研究会(2023年1月16日、竹内麻貴「雇われない働き方と家事育児分担」、白波瀬達也「あいりん地区とインフォーマリティ――仕事と住まいを中心に」)、第14回研究会(2023年3月4日、下平好博「地域単位の社会保険を活用したソーシャルセーフティネットの再構築」、福井康貴「雇用関係と社会的保護の日本的特徴――インフォーマル雇用の背景とフォーマル化の動向」)。2)第二回ウェブ調査を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
5回の研究会を開催したほか、第二回ウェブ調査を行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
台湾におけるウェブ調査とインドにおける訪問調査の可能性を探る。メンバー各自の研究を進めるとともに、成果の取りまとめに向けた擦り合わせを行なう。
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Research Products
(10 results)