2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a visual rehabilitation management path to promote social participation for the visually impaired
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20H01595
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田淵 仁志 広島大学, 医系科学研究科(医), 寄附講座教授 (80364008)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木内 良明 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (40214738)
仲泊 聡 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 教授 (40237318)
田中 武志 広島大学, 病院(医), 助教 (40325197)
柏倉 秀克 桜花学園大学, 保育学部, 教授 (40449492)
高橋 政代 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 教授 (80252443)
平塚 義宗 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (80266014)
氏間 和仁 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80432821)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 視覚障害者 / インタビュー / ロービジョン / 視覚 / クリニカルパス / リハビリ / 医療福祉連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、視覚リハビリテーション連携支援サービスとして広島大学附属病院にて院内福祉相談を実地検証し、さらに視覚リハビリテーション当事者アンケートを実施した。 院内福祉相談においては、福祉相談担当者に情報センター職員(歩行訓練士・事務職)があたり、実績として実施回数:36回(月2回)、相談件数61件(30分/1名)であった。 相談室を経由した障碍者手帳取得が2022年3月末時点で7件であった。 この相談活動において医師からは、医師の勧めには従わなかった患者さんが、福祉担当者からの説明で視覚障碍者手帳の取得を納得したことに驚いた、福祉担当者からは、症状が進行しているにも関わらず視覚障碍者手帳の取得率が低いことに驚いた、さらに患者さんからは、落ち込んだ時に話を聞いてくれる人が出来たなど、想定を超える喜びの声が得られた。 視覚リハビリテーション当事者アンケートの結果の要約としては、視覚リハビリテーション経験者(全体の68%)のうち、発症一年未満に視覚リハを受けられたのは24%であり、視覚リハの感想は「とても良かった」が86%定期的に連絡を取って必要に応じた提案の希望が64%であった。視覚リハビリテーション未経験者の理由として、行う必要がなかったと答えた患者さんが53%であった。全体として、発症30歳以上はリハに満足し、専門職と行政に期待し、手厚いサービスを希望し情報提供に積極的な傾向があった。入会歴7年以上は当事者団体に期待し、情報提供に消極的な傾向であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
引き続きCovid19の影響下ではあるが、Webシステム等を駆使して会議や協力団体とも打合せをし、対面の場合は感染対策に留意しながら研究活動を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き院内福祉相談室の実施、各協力団体との定期的な打合せを行い、相談事業についても実施していく。 あわせて成果報告として学会発表に向けてもまとめていく。
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Research Products
(1 results)