2021 Fiscal Year Annual Research Report
Research of Mathematics Education for the Development of Basic Computational Skills in Developing Countries
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20H01689
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Research Institution | Miyazaki International College |
Principal Investigator |
渡邊 耕二 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (30736343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中和 渚 関東学院大学, 建築・環境学部, 准教授 (00610718)
高阪 将人 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (50773016)
須藤 絢 函館工業高等専門学校, 一般系, 准教授 (90780693)
石井 洋 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50734034)
木根 主税 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (20557293)
新井 美津江 立正大学, 社会福祉学部, 特任准教授 (50866275)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 途上国 / 計算力 / 量概念 / 量指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
SDGsにおいて、基礎的な計算能力の育成は、教育における国際社会の課題の一つとして謳われている。当然ながら、その育成には、その国の数学教育が担う役割は大きい。基本的な計算能力の育成において、量概念の有無は、与えられた問題の文脈に沿った立式に関係するため、そこへの注目は不可避である。例えば、物の個数や長さなどの差を求める問題において、正しくひき算を立式するためには、比較するという感覚は不可欠である。 日本の算数教育を中心に量概念の育成と量指導に関する先行研究を整理した。例えば、日本では、比較の段階と単位(任意単位・普遍単位)を設定する段階、量を数値化する段階と量に関する指導と測定に関する指導を区別する必要がある。この段階を踏まえて、日本の量指導について、算数と理科の指導内容に着目した考察を行った。 また、対象国であるザンビア、マラウイ、サモア、フィリピン、ニカラグアの算数・数学の教科書を分析したり、ザンビアを中心に算数学力や量概念の獲得およびその指導に関する先行研究を整理したりした。それを踏まえ、物の個数や長さの比較などのように、量を比較する活動を重視する教材を考察した。また、量概念の獲得と計算力の関係に関する先行研究を整理し、たし算に焦点を当てて、量とたし算の問題を検討した。例えば、ザンビアで調査を行う場合、現地語を使用するなど、言語的な問題が生じる。図や絵を適宜取り入れ、それに対応できるように検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の拡大によって、海外渡航ができず、現地調査を行うことができなかったため、遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
先行研究を踏まえ、現地調査で使用する質問紙を開発する。対象国とザンビアとマラウイにて調査を行い、途上国における量概念とその指導に関する現状を明らかにする。
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Research Products
(5 results)